週次シナリオとは何か(予想ではなく準備)
週次シナリオでよくある誤解は、「今週ドル円は上がるか下がるかを予想する作業」だと思ってしまうことです。 当てにいくと、外れたときに固執したり、想定外の動きにその場で反応してしまいます。 週次シナリオの目的はそこではありません。起こり得る展開をいくつかに分け、それぞれで自分が何をするかを先に決めておく—— これが週次シナリオです。
分岐で持っておくと、平日の作業は「今どのシナリオに該当しているか」を確認するだけになります。 新しい判断をその場で下す回数が減るぶん、感情に流されにくくなります。 大事なのは、当たったかどうかではなく、あらかじめ決めた条件どおりに動けたかです。
手順①:上位足で「今どこにいるか」を確認する
最初にやるのは予想ではなく、事実の確認です。週足・日足を開き、 今が上昇・下降・レンジのどこにいるか、直近の高値安値はどこか、 大きな流れとして買い方・売り方のどちらが優勢かを、言葉で書き出します。 ここで「上がりそう」「そろそろ下げそう」といった予想を混ぜないのがコツです。 混ぜると、このあとのシナリオ分けが自分の願望に寄ってしまいます。
現在地の確認は、複数時間足分析コースの「上位足=方向と場所」の考え方そのものです。 週足で大きな方向、日足で直近のスイング(押し安値・戻り高値)を確認し、 「日足の押し安値を割るまでは上目線」というように、目線が切り替わる1本の線まで特定しておきます。 この線が、後の手順で無効化条件として効いてきます。ここから先では、重要水準の洗い出し方、 3つのシナリオへの分け方、発動・無効化条件の書き方、今週のイベントの重ね方を順に説明し……