今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【20日】
●東京
有事のドル買いが先行し、ドル円は159.20円まで上昇しました。米国のイラン港湾封鎖継続やホルムズ海峡再封鎖示唆で原油高・ドル高が進みましたが、その後は買い一服となり159円前後で落ち着きました。クロス円は朝方に下げたものの、日経平均の底堅さを受けて反発しました。
●ロンドン
中東情勢の不透明感と原油高を背景に、円売りが先行しました。ドル円は158円台後半から159円付近で神経質なもみ合いとなりました。ユーロドルやポンドドルは買い戻され、クロス円も底堅く推移しました。
●NY
ドル円は158円台で様子見となりました。停戦期限を前に不透明感は残るものの、市場の反応は比較的落ち着いていました。一方、介入リスクや日銀会合を警戒した円高ヘッジ需要も見られました。
【21日】
●東京
イラン情勢を見極めるムードが強く、ドル円は158円台後半で小動きでした。159円前後では売り圧力が意識され、値幅は限定的です。クロス円も上値は重いものの、全体としては底堅い推移でした。
●ロンドン
有事のドル買いと日銀の利上げ見送り観測が重なり、ドル円は159.26円まで上昇しました。イラン代表団派遣報道が否定され、楽観論が後退したこともドル買い材料です。クロス円は一時売られた後に大きく反発しました。
●NY
ドル買いが優勢となり、ドル円は159円台半ばまで上昇しました。イラン協議欠席や米副大統領訪問中止で警戒感が強まりましたが、停戦延長発表で極端な悲観は後退しました。ユーロドル、ポンドドルは軟調でした。
【22日】
●東京
中東情勢の緊張緩和期待から有事のドル買いが和らぎ、ドル円は159円台前半へ下落しました。イラン国連大使の発言で港湾封鎖解除への期待が出たことがドル売り材料です。ユーロドルはやや反発しました。
●ロンドン
東京の楽観論は一巡し、原油反発を受けて有事のドル買いが再燃しました。ドル円は159円台前半へ買い戻され、ユーロドルは伸び悩みました。一方、原油高を背景にクロス円は底堅く推移しました。
●NY
ドル買いが続き、ドル円は159.60円近辺まで上昇しました。停戦延長で最悪シナリオは後退したものの、ホルムズ海峡情勢は不透明で、原油買い戻しとともにドル買いが入りました。160円手前では様子見も強まりました。
【23日】
●東京
イランでの爆発音報道を受けてドル円は159.68円まで急騰しましたが、軍事演習との報道で159.30円まで反落しました。その後は円売りが再び優勢となり、159円台後半へ戻しました。クロス円も総じて底堅い動きでした。
●ロンドン
ドル買いと円売りが同時に進みました。地政学リスクによる有事のドル買いに加え、原油高による日本の交易条件悪化が円売りを促しました。ドル円は159.78円付近まで上昇し、円安牽制発言への反応は限定的でした。
●NY
後半にドル買いが強まり、ドル円は159円台後半へ上昇しました。原油高と米金利上昇がドルを支えました。イラン交渉チームを巡る報道も警戒材料となりましたが、真偽不明で、相場はややヘッドライン依存の動きでした。
【24日】
●東京
新規材料に乏しく、ドル円は159.62〜159.84円の狭いレンジで推移しました。週末に中東情勢で動きが出る可能性もあり、ポジション持ち越しに慎重な姿勢が目立ちました。日経平均は最高値を更新しましたが、為替反応は限定的でした。
●ロンドン
米イラン追加協議への期待からドル売りが優勢となりました。イラン外相がパキスタン入りするとの報道を受け、有事のドル買いが巻き戻され、ドル円は159.32円まで下落しました。ユーロドルは上昇し、クロス円も一時反発しました。
●NY
和平協議報道を受けてドル安が進み、ドル円は159円台前半へ下落しました。米司法省によるパウエル議長関連の捜査取り下げもドル売り材料と見られました。週末の米イラン協議を控え、ドル買いポジションを軽くする動きが優勢でした。
【総括】
この週は、ドル買い圧力の根強さが目立つ一方で、160円手前では慎重姿勢も強い相場でした。中東情勢は停戦維持と緊張継続が入り混じり、有事のドル買いと和平期待によるドル売りが交互に出ています。日銀の4月利上げ見送り観測や日経平均の最高値更新も円売りを支えましたが、週末の米イラン協議を前に最後はドルロングの調整が入りました。全体としては、方向感よりも「中東ヘッドラインと160円手前の攻防」が主役の一週間でした。
【来週の見通し】
来週のドル円は上昇一服の可能性があります。中東情勢と原油価格が引き続き重要材料ですが、和平協議進展への期待が出れば、有事のドル買いは巻き戻されやすくなります。
一方、FOMCは据え置き見通しで、インフレ抑制姿勢が強ければドル買い材料になります。日銀も据え置き見通しですが、市場が6月利上げを織り込み始めており、円売りは一方通行になりにくいです。
今週の重要ニュース
- 4/20、連邦最高裁判所が違憲と判断したトランプ政権の関税を巡り、税関・国境警備局(CBP)は、還付手続きの第1段階を20日に開始すると発表。
- 4/21、トランプ米大統領はイランとの停戦を延長すると表明。
- 4/21、日本銀行は今月の金融政策決定会合で、政策金利を0.75%程度に据え置く公算が大きいとの報道。
- 4/21、AppleのCEO、ティム・クック氏が9/1付けで退任を発表。新CEOはジョン・ターナス氏。
- 4/22、テスラが発表した1-3月(第1四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
JPYは小動きですが、ショートがじわじわ積み上がっています。

米10年債は先週の逆でロング、ショートともに売られました。株に向かったか。

Goldは小動きすぎてコメントなし。

今週・来週の経済指標・休場
米小売はかなり良く、PMIも50を上回ったことで、イラン戦争の影響は軽微であるとの思惑が広がった。

来週は、各国の政策金利発表ウィークです。発表前のボラ低下が悩ましい。

値動き
各指数の値動きをまとめます。
各指数
イラン情勢沈静化?で日経平均、S&P500などはATHを更新しました。個人的には泥沼化してる気がするのだが・・・。

Gold
GoldもイランのNewで上下を繰り返す1週間でしたが、下げて終わっています。こちらのほうがしっくりはくる。

FX通貨ペア
今週の為替はヨコヨコで大きな動きはありませんでした。

各国国債利回り
国債利回りも大きは動きはありませんが、日銀の政策金利据え置き報道で利回りがジリっと上がりましたね。

ヒートマップ(週間騰落)
米株は決算発表ウィークでした。投資銀行系は順調でしたが株価はふるわず。NVIDIAはATHを更新しました。

日本株はソフトバンクが28%も上げ、日経平均ATHの立役者となりましたが、全体としては赤が目立ちます。

世界株も赤が目立ちますね。売上高も純利益も過去最高だったTSMはキレイに上げています。

クリプトはほぼヨコヨコ。

MQL5.com新作
Liquidity Sweep H4 – M15
H4とM15を使ったスイープ(天底検知)っぽいトレードができるEAです。 スイープはSMCの概念の1つなので興味がある人はみてみましょう。

AI関連
- 4/21、OpenAIが新画像生成モデルImages 2.0を発表。日本語の文字崩れがかなり少なくなった。現状、画像に日本語を載せるなら最強。
- 4/23、OpenAI、ChatGPTのworkspace agents機能を発表。組織内で共有して使えるエージェントとのこと。
- 4/24、OpenAI、GPT-5.5を発表。性能向上はあまり分からないが、速度はかなり早くなった印象。
健康
The Cognitive Costs of Sleep Deprivation in Ultra-Endurance Cycling: Insights From the Race Across France
フランスの北端から南端まで約2,600kmを走行する超耐久自転車ロードレース参加選手の「睡眠」に焦点を当てた研究。結果、24時間あたりの平均睡眠時間とレース順位の間に有意な相関が認められ(r=0.80、p<0.001)、より長く睡眠している選手のほうが上位でゴールしていた。
ま、当たり前なんですが、睡眠は大事よってことで。
その他、ニュース・雑学など
AI都知事ユリコ」が誕生
ま、まあいいんじゃない笑
Renewables Overtake Coal in Global Electricity Mix
発電量で石炭を新エネが抜いたとのこと。

沖縄で目撃されたシカは「国内外来種」 やんばるの森で希少植物を採食
国内外来種って単語を初めて聞いた。

今週は以上です。良い週末を!

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