今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【26日】
●東京市場
米政府機関再閉鎖懸念と日米当局の為替レートチェック・介入観測を背景にドル売り・円買いが優勢。ドル円は154円台前半から153円台へ下落し、一時153円台まで乱高下。ユーロ円、ポンド円も円高基調。
●ロンドン市場
レートチェック観測と米政府閉鎖懸念が重なり、円買いとドル売りが加速。ドル円は154円前後から153円台前半へ急落。ユーロドル、ポンドドルはドル安を背景に底堅く推移。クロス円は総じて下落。
●NY市場
トランプ政権のドル安容認観測と円売りポジションの調整を背景にドル安が鮮明。ドル円は153円台へ下落。ユーロドルは1.19台、ポンドドルは1.37台へ上昇し、ドル全面安の流れが支配的。
【27日】
●東京市場
前日の急落後の調整局面。ドル円は154円台で下げ渋り、目立った新材料もなくポジション調整中心。ユーロドルは1.20ドル手前で上値抑制。クロス円は概ね堅調。
●ロンドン市場
再び為替レートチェック警戒が意識され円買いが優勢。ドル円は153円台前半まで急落。ユーロ円、ポンド円も下落。政治関連ニュースが材料となり神経質な値動き。
●NY市場
トランプ大統領のドル安容認発言と協調介入観測を背景にドル売りが加速。ドル円は152円台前半まで下落。ユーロドルは1.20ドル台を突破し、ドル安基調が一段と強まった。
【28日】
●東京市場
急激なドル安後の自律反発。ドル円は152円台から153円台へ小幅反発するも、介入警戒で上値は限定的。ユーロドル、ポンドドルは高値から調整。
●ロンドン市場
FOMCを控えた様子見とドルの買い戻し。ドル円は152円台後半で膠着。ECB当局者のユーロ高警戒発言を受け、ユーロドルは1.19台へ反落。
●NY市場
ベッセント財務長官の「強いドル」発言を受けドル買い戻し。FOMCは据え置きで無風通過。ドル円は154円台まで反発するも、ドル弱気観測は根強い。
【29日】
●東京市場
「強いドル」発言後の戻りを売られ、ドル円は153円台から152円台後半へ反落。米予算審議の不透明感がドル売り材料。ユーロドル、ポンドドルは底堅い。
●ロンドン市場
前日のドル売りの反動で買い戻しが入るも動きは限定的。ドル円は153円台半ばへ反発。つなぎ予算期限を控え様子見姿勢が優勢。
●NY市場
米つなぎ予算協議難航と中東情勢緊張を背景にリスク回避の円買い。ドル円は152円台まで下落後、下げ渋り。ドル安基調は継続。
【30日】
●東京市場
政府閉鎖回避の暫定合意と次期FRB議長にタカ派寄りのウォーシュ氏指名観測を背景にドル全面高。ドル円は154円台へ上昇。ユーロドル、ポンドドルは下落。
●ロンドン市場
ドル高・円安の流れを継続。介入実績「なし」の発表でドル円は154円台後半へ上伸。ユーロ圏GDP上振れでユーロは下げ渋り。
●NY市場
次期FRB議長人事と政府閉鎖回避合意を材料にドル高が加速。ドル円は154円台後半まで上昇。ユーロドル、ポンドドルもドル高に押され週高値圏で終了。
【総括】
週前半は米政府閉鎖懸念と為替介入警戒を背景にドル安・円高が進行しましたが、週後半は政府閉鎖回避の暫定合意とタカ派的な次期FRB議長観測によりドル全面高へ急転しました。政治要因と金融政策観測が主導する高ボラティリティの一週間でした。
今週の重要ニュース
- 1/26、世界最大の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金の専門家委員会は、地政学リスクへの対応力を高める必要があると報告書で指摘した。
- 1/27、米消費者信頼感指数は過去10年余りで最も低い水準に低下した。
- 1/28、ベッセント米財務長官は、CNBCとのインタビューで、ドル・円相場への米国の介入について、「絶対にしていない」と発言。
- 1/29、(FOMC)は主要政策金利の据え置きを決定した。
- 1/28-29、Gold、Silverが記録的な大幅下落。Silverは高値から一時30%下落した。
【来週の見通し】
ドル円は下げ渋りが見込まれる。日米当局の円安警戒姿勢は続くものの、150~155円水準での為替介入の可能性は低いとみられる。ウォーシュ氏のFRB議長指名はドル円の支援材料。
一方、日本では2月8日の総選挙で与党優勢が伝えられており、高市政権の基盤強化によって消費税廃止など財政拡張策への警戒が強まれば、円売り圧力が高まる可能性がある。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
JPYは小動きですが、少しだけ円ショートが減りました。かなり円高に進んだため、投機筋の円ショートは含み損のはず。

米10年債は久しぶりの大相場でロングショートともに10万枚以上減りました。FOMC前にリスク軽減でショートを軽くするのはよくありますが、ロングもガッツり減っているため、一旦ポジションを軽くして、FOMC後にポジション取り直す動きか。

Goldも27日時点で大きめにロングが減っていましたね。木金の急落を察知してたとは思いませんが、いいところで利確したのか?

今週・来週の経済指標・休場
米政策金利は事前予想通り据え置きでした。

2月に入ったので雇用統計Weekです。注目はいつものことながら金曜のNFP(米雇用統計)ですね。

今週の値動き
各銘柄の値動きです。
各指数
各国指数はやや軟調な一週間でした。日経平均は衆院選真っ只中ですが弱いですね。上げるアノマリーがあるんですが。

Gold
GoldやSilver(プラチナやパラジウムも)は木金と大幅下降しました。木曜下落は月末調整かと思いましたが、金曜日の下落はFRB議長人事が影響してそう。
これまでのGoldの上昇の一因はFRBの独立性が問題視されていた→米ドル信任低下→Gold高→事前予想通りだがトランプがまともな人事をした→米ドル信任回復→Gold安。
今後は不透明ですが、金曜終値の$4,895は1/23に初めて到達したレートです。大幅下落とはいえ1週間分の上昇がなくなっただけと考えると、そこまで騒ぐことではないと考えています(もちろん長い長いドローダウン期に入った可能性もありますが)。

一方SilverはXでも何度かポストしている通り、下げ始める早い銘柄です。高ボラは魅力的ではありますが、僕は触りません汗
FX通貨ペア
米ドルはトランプのドル安容認か?という発言があって下げた後、ベッセントの火消し?発言で半値戻ししました。 来週も要人発言に注意が必要ですね。要人がCNBCにインタビューされるときは事前通知&経済指標一覧に載せてほしい😂

各国国債利回り
今週はほぼ変動なし。

ヒートマップ(週間騰落)
米株は悪くありませんが、決算を発表したマイクロソフト(MSFT)が真っ赤です。決算自体は悪くなかったものの、業績が減速していたことから叩き売られました。米株としては史上2番目の1日の時価総額の減少となりました。

日本株は下落銘柄が大勢を占めました。衆院選中は上昇するアノマリーはどこえやら。

世界株は割と順調。

クリプトはかなり不調。上がっては売られるを繰り返しています。

MQL5.com新作
今週も良作なし。
AI関連
- 1/28、OpenAIが科学者向けAI執筆環境「Prism」を発表(R)
→ 数式を丁寧に展開してくれたりするので、学習者にも良さそう。 - AIのみが参加できるSNSが爆誕!(R)
→ちょっとよく分からん😂イーロン・マスクも懸念。

健康
がん5年生存率、部位別で90%超から12%と大差 初の全国登録集計で判明
これまでも国立がん研究センターが集計結果を定期的に公表してきたが、全ての患者を登録する「全国がん登録」のデータを基にした初の集計、とのこと。これまで出ていた情報と大きくは変わりませんが、改めて定期的にがん検診に行こうと思いました。

致死率50%超のニパウイルス、インドで感染報告
初めて聞いたウィルス。CDCによるとエボラ出血熱のような最も危険な病原体を含む最高レベルのヤバさ(バイオセーフティーレベル4)らしい。ヤバすぎると感染防止が徹底的に行われるので大丈夫だとは思いますが、気にしています。
インフルエンザが感染拡大?
随分鋭角に感染者が増えてます。寒かったからかな?お気をつけください。

その他、ニュース・雑学など
犬「照明つけといたぞ」愛犬がスマートホーム担当になるボタンデバイス
これは可愛すぎる🐶犬飼いたい。

Image: OU’s ACI Lab

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