今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【18日】
●東京
東京市場ではドル高が優勢でした。米長期金利の上昇を背景にドル円は159.07円まで上昇。その後は介入警戒感から急落する場面もありましたが、すぐに159円台を回復しました。クロス円も円売り優勢となり、ユーロ円とポンド円は堅調でした。
●ロンドン
ロンドン市場ではドル円は158円後半で揉み合いとなりました。イラン産原油制裁の一時免除報道でドル売りが進む場面もありましたが、日本の財政赤字懸念による円売りが下値を支えました。ユーロドルは1.1650ドル台まで上昇しました。
●NY
NY市場ではイラン情勢を巡る報道で相場が上下しました。トランプ大統領の攻撃中止発言でドル円は一時下落しましたが、その後は再び買い戻されました。FRB利上げ観測もドルを支え、ドル円は160円を意識する流れとなりました。
【19日】
●東京
東京市場ではドル高が優勢でした。トランプ大統領の攻撃見送り発言で一時ドル売りとなりましたが、その後は米金利上昇を背景にドル買いへ転換。ドル円は159.05円まで上昇しました。ユーロドルはやや軟調でした。
●ロンドン
ロンドン市場では有事のドル買いが再燃しました。原油価格が109ドル台へ上昇するなか、ドル円は159.18円まで上値を伸ばしました。ユーロドルは1.1611ドルまで下落し、豪ドルも弱い動きとなりました。
●NY
NY市場ではドル円は高値圏を維持しました。米30年債利回りの上昇がドルを支え、160円を意識する展開が継続。ユーロドルは1.15ドル台へ下落し、ポンドドルも英雇用統計悪化で1.33ドル台へ下げました。
【20日】
●東京
東京市場では介入警戒感からドル円はやや上値の重い推移でした。158.82円まで下落した後は押し目買いで159円前後へ戻しました。ユーロドルは1.16ドル前後で落ち着いた動きでした。
●ロンドン
ロンドン市場では様子見ムードが強まりました。原油の軟調推移や米金利低下を背景に市場の警戒感は後退。ドル円は159円台を回復しましたが、全体としては狭いレンジでの推移でした。
●NY
NY市場ではドル安が優勢となりました。トランプ大統領の「協議は最終段階」との発言でドル円は158.60円近辺まで下落。ただ、FRB利上げ観測が根強く、下値は限定的でした。
【21日】
●東京
東京市場では株高を背景に円売りが優勢でした。ドル円は午後に159.05円まで上昇。日銀審議委員の利上げ前向き発言への反応は限定的で、クロス円も堅調に推移しました。
●ロンドン
ロンドン市場では中東情勢と経済指標で相場が振幅しました。イラン情勢改善の噂で一時ドル売りとなった後、有事のドル買いが再燃し、ドル円は159円台を回復しました。ユーロドルとポンドドルは乱高下しました。
●NY
NY市場ではドル円は159円台から伸び悩みました。米イラン和平期待で原油が急落し、ドル売りが優勢となりました。ユーロドルは1.16ドル台へ戻したものの、欧州景気不安で上値は重い状態でした。
【22日】
●東京
東京市場では主要通貨は小動きでした。ドル円は159円台を回復したものの、週末を控えた様子見姿勢が強く上値追いは限定的でした。ユーロドルとポンドも狭いレンジ推移でした。
●ロンドン
ロンドン市場ではドル買いが優勢でした。原油価格が99ドル台へ上昇し、有事のドル買い圧力が継続。ドル円は159.15円付近まで上昇しました。ユーロドルは1.16ドル割れへ軟化しました。
●NY
NY市場ではドル円は159円台前半で小動きでした。ウォラーFRB理事のタカ派発言でドル高反応も見られましたが、米国の連休前で全体的に様子見ムードが強く、大きな方向感は出ませんでした。
今週の重要ニュース
- 5/17、トランプ大統領が1-3月(第1四半期)に3700件を超える証券取引を行っていた。くら寿司USAの株を購入していたことも判明し話題になった。
- 5/19、米30年債利回りは一時5.19%に上昇し、世界金融危機直前の2007年以来の水準に。
- 5/19、韓国を訪問した高市早苗首相は、李在明大統領と会談。エネルギー安全保障面での協力推進で一致した。
- 5/20、プーチン大統領が訪中。北京で習近平国家主席と会談した。プーチン氏は40近い合意が結ばれたと述べたが、ガスパイプライン計画には言及せず。
- 5/21、トルコは保有していた米国債のほぼ全てを3月に売却した(160億ドル保有→18億ドル保有)との報道。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
JPYはショートがロングの倍になりました。介入も何のその、投機筋は円安予想ですね。

米10年債は7万枚もロングが減りました。マネーは株に流れてそうですね。

Goldは小動きです。

今週・来週の経済指標・休場
今週の経済指標は大きなサプライズはありませんでした。介入警戒で経済指標でレートが反応しなくなってきているのでUSDJPYトレーダーにとっては辛い相場ですね。

来週月曜日は香港、ロンドン、NYは休場です。

値動き
各指数の値動きをまとめます。
各指数
日経平均は水曜日に60,000円を割り込みましたが、木金と折り返してATHにあと400円と迫る63,338円で今週を終えました。他の株式指数もほぼ同じ動きです。DOWは71営業日ぶりにATHを更新です。

Gold
Goldは今週も弱く、ダラダラと下げています。とにかくイラン情勢次第ですね。また米国が利上げフェーズ入りするとどちらに動くか見ものです。

FX通貨ペア
今週は大きな動きはありませんでした。

各国国債利回り
トランプ大統領の「イランとの合意まですぐそこ」発言でインフレ懸念後退→利回り低下の流れですね。トランプは似たよう発言を何度もしているのに市場は素直だなと思います。優等生かよ。

ヒートマップ(週間騰落)
米株は順調に上げました。NVIDIAは過去最高益の決算でしたが、期待よりは下ということで売られました。つらたん。

日本株はOpenAIのIPOが報道され巨額の出資をしているソフトバンクがストップ高になる急騰を見せました。

世界株は非常に順調です。

クリプト

MQL5.com新作
ヒルベルト=シュミット独立性基準(HSIC)
(ピアソン)相関係数は非常に有名ですね。ピアソン相関係数では捉えられない非線形依存関係も検出できるとされるのがHSICです。この記事ではMQL5による実装コードと、置換検定・ガンマ近似の2種類の有意性検定を解説しています。機械学習EAを作っている人は特徴量に入れてみるといいかも。

AI関連
- 5/20、Google I/O 2026で様々な発表が行われた。Google DeepMindが、新モデル「Gemini Omni」を発表(R)。「Antigravity 2.0」を発表(R)。「Gemini Spark(デジタル作業を代行する24時間稼働のAIエージェント)」を発表(R)。
- 5/22、OpenAI、Codexを大幅アップデート。特に/goalが正式コマンドになったことに注目。目標を与えると長ければ数週間自動で稼働する、とのこと(R)。
健康
Towards a General Intelligence and Interface for Wearable Health Data
Googleが500万人・1兆分ぶんのウェアラブルデータで学習した汎用基盤モデルを開発して話題に。
心血管・代謝・睡眠・メンタルヘルスなど35種類の健康指標を精度よく予測でき、実際の血液検査の正解値を渡した場合とで臨床医評価が同等だったとのこと。
→ハードルの高い血液検査(病院に行く→採血する→結果に数時間から数日)がウェアラブルに代替できるなら素晴らしい進歩。
ハンタウィルスとクルーズ船
めちゃくちゃ詳しく書かれている。今回のハンタウィルスについてはここを読んでおけばOK。
その他、ニュース・雑学など
プロジェクト・ヘイル・メアリーの航路が公開中
これ以外にも18億の星々がマッピングされているらしいので、色々遊べる。

Fed Watchが転換
米国は利下げフェーズでしたが、インフレ率上昇を受けて利上げが見込めれる状況に転換しました。

ブルームバーグのサブスク申し込みボタン
マーケティング好きなら、ボタンの文言にも興味があると思います。ブルームバーグのサブスクク申込みボタンが「この特典を受け取る」になりました。しばらく続くならこの文言が反応が良かったということですね。参考まで。

今週は以上です。良い週末を!

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