今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【19日】
●東京市場
グリーンランド問題を巡る米欧対立懸念からリスク回避の円買いが先行しドル円は一時157.43円まで下落したが、関税発動撤回期待もあり157円後半へ戻す往って来い。ユーロドル、ポンドドルはドル安を背景に反発し、クロス円も円高一服と外貨高で上昇した。
●ロンドン市場
高市首相の解散総選挙表明と積極財政公約を受けた「高市トレード」による円安期待と、トランプ関税問題による欧州株安・リスク回避が拮抗。ドル円は158円前後で方向感を欠き、ユーロ円・ポンド円は高値圏で推移。
●NY市場
キング牧師生誕記念日の祝日で休場。
【20日】
●東京市場
高市政権の消費減税方針を受けた財政悪化懸念から日本売りが進行。超長期国債利回りが急騰し円売りが優勢となった。同時に米株安・米債売りによる米国売りでドルは対主要通貨で下落。ドル円は158円台で底堅く、ユーロ円・ポンド円は上昇。
●ロンドン市場
日本売りと米国売りが交錯し高ボラティリティ。ベッセント財務長官発言をきっかけに米金利が上昇する「悪い金利上昇」となりドル急落。ドル円は158円後半から157円半ばへ急反落。ユーロ・ポンドはドル売りの受け皿として大幅高。
●NY市場
米欧対立激化と米債売りでドル安が継続。ドル円は157円台へ下落。デンマーク年金基金の米債離脱報道が米金利上昇を助長。ユーロ円は高値圏、ポンドは英雇用指標の弱さで上値が抑えられた。
【21日】
●東京市場
日銀会合とダボス会議を控え様子見ムード。朝方はリスク回避で円買いが入るも、その後は持ち直し。長期金利は上下し、為替は方向感に欠けた。
●ロンドン市場
米国売りの巻き戻しでドル買い戻しが優勢。米債買い戻しによる金利低下も支えとなり、ドル円は158円台へ回復。クロス円は高市トレードの一服で調整。
●NY市場
トランプ大統領のダボス演説で武力行使否定・関税見送りが示され安心感が広がり、ドル買い戻し。ドル円は158円台半ばへ上昇し、全体的に落ち着いた値動きとなった。
【22日】
●東京市場
日銀会合での据え置き観測と格付け機関による財政懸念指摘を背景に円が全面安。ドル円は158円後半へ上昇し、クロス円も軒並み高値更新。
●ロンドン市場
前日のトランプ演説通過で警戒感が後退し、株高・安定相場。東京時間の円売りはやや調整。英政治報道を受け一時ポンド売りが入り、ポンド円は反落。
●NY市場
ドル安が優勢となりドル円は158円前半へ下落。ユーロドル上昇を背景にユーロ円は186円台を付け、史上高値圏を更新。
【23日】
●東京市場
日銀金融政策決定会合は据え置き。展望レポートで成長・物価見通しが上方修正されたが反応は限定的。ドル円は158円台後半で小動き。
●ロンドン市場
植田総裁会見で早期利上げ観測が後退し円売りが急拡大。ドル円は159円台に乗せた後、介入・レートチェックを疑わせる急落で157円台へ。クロス円も乱高下。
●NY市場
ドル円は155円台まで急落し、約6カ月ぶりの大幅下落。日本当局の介入準備やNY連銀によるレートチェック観測が広がり、円高が加速した。
【総括】
週を通じて相場は政治主導。海外ではトランプ大統領の対欧州強硬姿勢が米国売りを招いたが、ダボス演説で一旦沈静化。国内では高市政権の積極財政方針を背景に日本売りが進行し、円は不安定な値動きとなった。日銀会合後は利上げ期待後退で円安が進んだものの、週後半には介入・レートチェック観測が浮上し、急激な円高で週を締めくくった。
【来週の見通し】
ドル円は上値が重く、伸び悩みやすい。
日米ともに円安進行を問題視しており、投機的な円売りは出にくい。
日銀は4月利上げ観測が浮上。
米FOMCは金利据え置き見込みで、米金利低下観測もドル高を抑制。
【注目イベント】
米CB消費者信頼感指数(1/27)
予想上振れなら一時的にドル買い材料。
FOMC(1/27–28)→ 政策変更なしが大勢。
今週の重要ニュース
- 1/19、高市早苗首相は、23日に衆院を解散すると正式に表明した(R)。
- 1/20、片山さつき財務相は超長期金利が急騰したことを受け、「市場を安定させるためのことはやってきているし、これからもやることは必ず約束できる」と市場の沈静化を促した。
- 1/20、デンマークの職域年金基金アカデミカーペンションは、今月末までに米国債投資から撤退する計画(R)。
- 1/20、トランプ米大統領はFRB議長の後任人事について、来週にも次期議長の人選を発表する可能性があると語った(R)。
- カナダ軍は米国が侵攻した場合にどう対応するかを想定したシミュレーションを行っているとの報道(R)。
→ カナダ軍の規模は米軍の20分の1程度なので、どう撤退、籠城するかみたいな話? - 1/21、トランプ米大統領は、グリーンランドを巡り「将来のディール枠組み」に達したとし、2/1から予定していた関税の発動を見送ると述べた。
→ 1/22、「枠組み」には、米国のミサイル配備や中国の関与を排除するための鉱山採掘権、北大西洋条約機構(NATO)のプレゼンス強化が盛り込まれていると関係筋が明かした。 - 1/22、UBSグループの推計によると、米国のクオンツファンドの損失は1月前半(2週間)で2.8%に上った(R)。
- 1/23、トランプ大統領、不正に口座を閉鎖したとJPモルガンを提訴(R)。
- 1/24、米当局がレートチェックとの報道(R)。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
米政府閉鎖で遅れていたこちらの統計が追いつきましたので、今週から再スタートします。
JPYは小動き。ネットショート状態。

米10年債は14万枚のロング。けっこうデカい動き。

Goldは小動き。

今週・来週の経済指標・休場
今週の指標はほぼ予想通り。

来週はFOMCが控えています。ただ、ほぼ100%据え置きなので、僕は寝てます。

値動き
各指数
各指数はほぼいってこいの1週間でした。

Gold
今週も全通貨ペア建てでATHを更新しました。来週も目線はもちろん上です。来週は$5,000達成を期待しています。大きな節目では大きな調整もあるものなので、リスク管理は徹底してください。

FX通貨ペア
米当局がレートチェック、との報道で米ドルがたたき売り。これで買い向かうのは怖くなったので、米ドル円ロングはかなり怖くなった。

各国国債利回り
緊縮財政離れの議論で日本債券利回りが上昇もレートチェックで一旦は戻りを見せる。来週落ち着くのか再度上げていくのか要注目。

ヒートマップ(週間騰落)
米株は騰落入り乱れましたが、1週間ではほぼトントン。

日本株は下げた銘柄が多かったです。衆院選の選挙がらみですね。

世界株はアジア以外では好調でした。

クリプトは真っ赤っ赤。地政学リスクが高まったときほど買われないとあかんのに・・・

MQL5.com新作
今週も良作なし。
AI関連
- GPT-5.3(Garlic)が今週にもリリースとの噂。
- Googleがテスト対策機能をリリース。まずはSATから。Geminiに「I want to take a practice SAT test」と入力するだけ(R)。
- AI同士を囚人のジレンマで戦わせるトーナメントではClaudeが圧勝したとのこと。
→ 協力したほうが良いのだが、他LLMはいきなり裏切る戦略にでた(R)
健康
Health-Related Quality of Life and Dietary Supplement Use in Physically Active People and Athletes: A Cross-Sectional Study
アスリートがサプリメントを習慣的に摂取することにより、生活の質の維持・向上に寄与しているのかを確認したイタリア国内での横断研究。
結果、健康関連の生活の質(HRQOL)の総合スコアは、サプリを摂取しているアスリートが71.02±14.27、摂取していないアスリートが73.39±13.39であり前者のほうが低く、わずかに有意水準未満の差が認められた(p=0.051)。
→有意差はないのでなんとも言えないが、サプリ摂取でHRQOLが下がるというよりは、HRQOLが下がったアスリートがサプリを飲む逆因果ちゃうかな?
その他、ニュース・雑学など
ハワイのDFS全店舗が閉店へ
これは驚き。いついってもめちゃ観光客で混んでた印象だったのに。円安の影響で日本人観光客が減ってる影響か。
White-tailed Deer Signpost Photoluminescence
オジロシカの尿は光るって研究。真面目な研究だけど笑ってしまった😂
繁殖期を迎えたオスのオジロジカは、木の樹皮を剥ぎ取って木に額の腺をこすりつけたり、ひづめで地面を掘って尿をかけたりし、縄張り意識を強めます。
今回の研究では尿に紫外線を当てることで、光ることを発見。オジロジカは紫外線が見えるとされており、縄張りの主張やメスへのアピールではないかとされています。
今週は以上です。良い週末を!

コメント