週間相場振り返り 2026/02/22 – 02/28

今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。

今週の外為市場

【23日】
●東京市場
天皇誕生日の振替休日で休場。米最高裁が「トランプ相互関税は違法」と判断し、トランプ大統領が別法で10%(後にSNSで15%)を示唆したことで関税リスクを嫌気したドル売りが先行。ドル円は155円付近から154.00付近へ急落、ユーロドルは1.18台へ上昇。

●ロンドン市場
アジア時間の過度なドル売りを修正するドル買い戻しが優勢。ドル円は154.00近辺から154円台後半へ反発。ユーロドルは1.18前半→1.17後半、ポンドドルも1.35台→1.34後半へ押し戻し。独Ifoは強めも反応限定。

●NY市場
関税影響を見極めるムードでドルは落ち着きを取り戻し、ドル円は155円台を回復してアジアの下げを概ね解消。米東海岸の猛吹雪の影響も意識されつつレンジ内。英国では駐米大使逮捕報道で政治不安が意識。

 

【24日】
●東京市場
ドル円は154.60台で開始後、ストップを巻き込み155.14円まで上昇し、155.30台へ。ウォラーFRB理事が雇用統計次第で利下げ据え置きに言及しドル買いを支えた。株高のリスク選好でクロス円も堅調(ユーロ円182.84、ポンド円209.40)。

●ロンドン市場
毎日新聞の「高市首相が追加利上げに難色」報道で日銀の早期利上げ観測が後退し、円売りが急加速。ドル円は155円付近→156.28付近へ急騰。クロス円も円安(ユーロ円184円台、ポンド円210円台後半)。ドルストレートは方向感薄。

●NY市場
ドル円は156円台へ続伸後、後半は伸び悩み。報道は既知との見方もあり、40年債利回り低下(財政不安後退)を受け円の過度な下落は抑制。ベイリー英中銀総裁が年内追加利下げ余地に言及し、ポンドは上値重い。

 

【25日】
●東京市場
一般教書演説で低インフレ強調となり一時ドル円155.35円まで下押しも、日銀審議委員の後任にリフレ派浅田氏・緩和寄り佐藤氏が指名されると早期利上げ観測がさらに後退し円売りが加速。ドル円は156円台へ急騰、クロス円も上昇。豪ドルはCPI強含みで堅調。

●ロンドン市場
日銀人事と前日の利上げ難色報道が重なり、円の独歩安が継続。ドル円は156.80台まで上伸、ユーロ円184.70付近、ポンド円211.86付近。トランプ演説に新味が乏しくドルは一時調整も、後半は買い戻しでユーロドルは1.17台後半へ反落。

●NY市場
ドル円は156円台後半まで上昇後、戻り売りで伸び悩み。円安はニュース主導で一過性との懐疑論も浮上。ユーロドルは1.18近辺で膠着。英中銀の3月利下げ織り込みが進む中、主要中銀スタンス差が綱引き。

 

【26日】
●東京市場
植田総裁が「3月・4月会合で情報点検」「短観を必ずしも待たない」と早期利上げの可能性を否定せず、前日までの円売りを修正する円買いが先行。ドル円は156円台→155.70台へ下落。高市首相が「金融政策は日銀に委ねるべき」と発言した際も円買い反応。ただし日米金利差や株高で円売りも残り、156円台回復もあるなど揉み合い。

●ロンドン市場
ドルと円が買われ、ユーロ・ポンドは弱含み。米イラン核協議の行方見極めで方向感乏しい。ドル円は155.71付近まで下げた後に下げ渋り156円前後で揉み合い。ユーロ圏景況感悪化がユーロの上値を抑え、英補欠選挙で与党苦戦観測がポンドの重し。

●NY市場
ドル円は156円台半ばまで持ち直すも終盤伸び悩み。日銀関連報道で円安が進んだ後、「利上げ姿勢は変わらない」との見方で円が買い戻され方向感欠く。米新規失業保険申請は低水準で解雇の少なさが確認され、焦点がインフレへ移り年後半利下げ観測を支える材料に。ユーロドルは狭いレンジで推移。

 

【27日】
●東京市場
円安の反動と利上げ観測が残る中でドル円は155.54円付近へ調整安。米企業と政権の対立激化(AI軍事利用要求拒否報道)や支持率低迷がドルの重石。米イラン協議は前向き報道も消化不良。地政学リスク(パキスタンの空爆など)も重なり不安定。

●ロンドン市場
利上げ慎重論で156.23円まで反発する場面もあったが、米PPI待ちで156円付近へ。ユーロドルは仏指標で上昇後、NYカット1.1800の大口オプションの磁力や地政学・月末フローで反落。ポンドは英補欠選の結果で下押し後、要人講演前の調整で不安定。オプション要因が方向感を抑制。

●NY市場
序盤は米債利回り低下でドル売り(ドル円155.84)も、米PPIが予想を上回りドル買いへ反転。米イラン協議難航と米大使館の退避要請報道でリスク回避のドル買いも加わる。ただし156.22で上値が抑えられ、156円を挟む推移。ユーロドルはドル買いで下げた後、再び上昇して1.1827まで上伸。ポンドは補欠選を受けた売りとドル買いで下げた後、引けにかけて調整で戻した。

 

【総括】
日本側は「首相の利上げ難色報道」と「日銀審議委員人事」で円売りが加速した一方、植田総裁の早期利上げ含みや首相の火消し発言で円買い戻しも入り、円は一方向に走り切れませんでした。米側は最高裁の関税判断で一時ドル売りが出たものの修正され、一般教書は新味乏しく影響限定。週後半は米PPIや地政学(米イラン)でドルが買われる局面がありつつ、月末リバランスや大口オプションが値動きを拘束し、結果としてドル円は155〜156円中心に振れながらも明確なトレンドを作れない週でした。

【来週の見通し】

来週は雇用統計ウィーク。

イラン情勢や米国の関税問題を巡る不透明感がドルの重しとなる一方、日本では追加利上げ観測が後退しており、日米金利差を意識した円売り基調はすぐには崩れにくい状況です。ただし過度な円安に対して日本当局が警戒を強めており、158円を超える水準では為替介入の可能性が意識されています。口先介入を含めた当局のけん制が、ドル円の上値を抑える要因となりそうです。

来週の注目材料は2日のISM製造業景況指数と6日の米雇用統計です。ISMが予想を上回ればドル買い要因となりますが、雇用統計で非農業部門雇用者数が予想の6万人を下回れば利下げ観測が強まり、ドル売りが優勢になる可能性があります。想定レンジは154円50銭から157円50銭です。

  

  

 

今週の重要ニュース

  • 2/23ビットコインが2/6以来の6万5000ドルを割り込んだ。ビットコインETF保有上位のヘッジファンドが昨年7-9月から10-12月にかけて持ち高を28%減らしたことも分かった。
  • 2/26、米国寄りの国々は2025年に米国債を4639億ドル相当買い越し、米国と立場が異なる国々は、1252億4000万ドル相当を売り越していた(R)
  • 2/28、米国とイスラエルがイランを空爆(R)

 

 

 

ファンダ

CME投機筋ポジション(水曜日時点)

JPYは小動き。

米10年債は差し引き10万枚ロングが増えました。リスクオフ。

Goldは小動き。

 

 

今週・来週の経済指標・休場

PPIが予想より高く、レートは一旦上げましたが、すぐに全モしました。

 

値動き

各指数

今週はサナエノミクスで日経平均やTOPIXがATH、UKX(ロンドンFTSE)も強かったですね。 

 

Gold

今週も上昇しました。多くの通貨建てで終値ベースで史上2番目、USD建てでも史上3番目のレートです。 

 

FX通貨ペア

今週も円売りが目立ちました。もう致し方なし。 

 

各国国債利回り

今週は各国の国債利回りは低下。リスクオフ。 

 

ヒートマップ(週間騰落)

米株は騰落入り乱れています。決算は悪くなかったNVIDIAですが、投資家がAI需要に確信がもてなかったのか下げました。

  

日本株は多くの銘柄が上げました。日経平均もATHしましたね。

 

世界株も上昇した銘柄が多いかな?

 

クリプトはまっかっか。冬の時代の終わりはあるんだろうか・・・

 

 

  

MQL5.com新作

今週も良作なし。TradingViewの急上昇インジ紹介に変えようかな。 

 

 


AI関連

  • 2/24、Anthropic社がClaude CodeにRemote Control機能を追加、PCで始めたセッションをスマホからも継続可能に。
  • 2/27、ツイッター創業者のジャック・ドーシーが自社「Block」の従業員を10,000→6,000にすると発表(R)
    →AIによる人員削減が来てるな、ただ、最近の「失業率が10%になる」みたいな意見には反対。人の欲求はみたされることはなく、必ず新しい仕事、職、働き口が生まれる。
  • 2/27、GoogleがNano banana 2 をリリース。より高速にプロンプト理解も向上。

  

 

健康

今週はなし。 

 

 

その他、ニュース・雑学など

Screeching sound of peeling tape

粘着テープを剥がすときの「ピーッ」という音は音速超えの衝撃波による音だと判明したそうな。こういう研究最高におもろい笑

 

 

 

今週は以上です。良い週末を!

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