今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【11日】
●東京
東京市場では円安がやや優勢でした。中東情勢の長期化懸念から原油高と有事のドル買いが進み、ドル円は157.18円まで上昇しました。クロス円も切り返し、ユーロ円は184円台後半、ポンド円は213円台半ばまで反発しました。
●ロンドン
ロンドン市場ではドル円は157円前後で落ち着いた推移となりました。介入警戒感が上値を抑える一方、中東情勢を背景としたドル買い需要が下値を支えました。ユーロ円とポンド円は底堅く推移しました。
●NY
NY市場ではドル円の買い戻しが優勢でした。イラン情勢長期化への警戒感からドルが買われ、ドル円は157円台へ上昇。ただし介入警戒感からレンジ取引が続きました。ユーロドルは1.17ドル台半ばで底堅く推移しました。
【12日】
●東京
東京市場ではドル円が乱高下しました。157.75円まで上昇後、158円目前で156.78円まで急落し、介入警戒感が急速に高まりました。その後は157円台へ反発。クロス円も急落後に買い戻されました。
●ロンドン
ロンドン市場ではドル買いが優勢でした。原油高と米金利上昇を背景にドル円は157.60円台まで回復。ポンドは英政局不安から売られ、ポンドドルは1.35ドル近辺まで下落しました。
●NY
NY市場では米CPIの上振れを受けてドル高が進行しました。ドル円は東京時間の下落を取り戻し、ドル全面高の流れとなりました。ポンドドルは政治不安から1.35ドル台前半へ下落しました。
【13日】
●東京
東京市場ではドル円が157円台後半で上値の重い推移となりました。158円が防衛ラインと意識され、157.78円から157.50円台へ押し戻されました。ユーロ円やポンド円も伸び悩みました。
●ロンドン
ロンドン市場では原油高を背景に有事のドル買いが優勢となりました。ドル円は158円を窺う展開となる一方、ユーロドルは1.16ドル台へ下落。ポンドドルも英政局不安から1.35ドル割れとなりました。
●NY
NY市場では米PPIの強い結果を受けてドル高が継続しました。ドル円は157円台後半で高止まり。ユーロドルは1.16ドル台へ下落し、ポンドドルも1.34ドル台へ大きく水準を切り下げました。
【14日】
●東京
東京市場ではドル円が158円目前で乱高下しました。157.99円まで上昇後、日銀審議委員のタカ派発言で157.54円まで急落。ただ、その後は押し目買いで157.90円台へ戻しました。
●ロンドン
ロンドン市場は様子見ムードでした。158円には大口オプションや介入警戒感が意識され、ドル円は157円後半で揉み合い。ポンドドルは英GDPが予想を上回ったものの上値は重いままでした。
●NY
NY市場ではドル円がついに158円台を回復しました。一時急落する場面もあり介入観測が浮上しましたが、すぐに買い戻されました。ユーロドルは1.16ドル台へ下落、ポンドドルは1.33ドル台へ急落しました。
【15日】
●東京
東京市場ではドル全面高となりました。米中首脳会談後の原油高や米金利上昇を背景に、ドル円は158.67円まで上昇しました。一方、クロス円は国内金利上昇を受けて上値が重く、ユーロ円とポンド円は下落しました。
●ロンドン
ロンドン市場では原油価格の乱高下に振り回されました。原油高局面ではドル買いが強まりドル円は158円後半へ上昇。その後、イラン外相発言で原油が急落すると、ドル円も158円前半へ押し戻されました。
●NY
NY市場ではドル高が優勢でした。米金利上昇や原油高がドルを支え、ドル円は158円台後半へ上昇。市場ではFRBの利上げ期待や、日本当局の対応への警戒感が意識されました。
今週の重要ニュース
- 5/12、米消費者物価指数(CPI)は4月に前年同月比3.8%上昇と、2023年以来の高い伸びを示した。
- 5/12、カルビーは12日、スナック菓子の「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」など一部の主力製品のパッケージを白黒のデザインに変更すると発表(R)。
- 5/12、ベッセント米財務長官が来日し、片山さつき財務相らと財務省内で会談。
- 5/13、米株式市場ではS&P500種株価指数とナスダック100指数が最高値を更新。
- 5/13、トランプ大統領が中国に到着。協議は14、15日。ホワイトハウスは同行者を発表。テスラのイーロン・マスク(CEO)、アップルのティム・クックCEO、ボーイングのケリー・オルトバーグCEO、ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO、ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマンCEO、ブラックロックのラリー・フィンクCEO、シティグループのジェーン・フレーザーCEO、メタ・プラットフォームズのディナ・パウエル・マコーミック社長兼副会長など。当初のリストにNVIDIAのジェンスン・フアンはなかったが、同行した。
- 5/14、4月の米生産者物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、2022年以来の大幅な伸びとなった。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
JPYは小動き。投機筋は介入を静観している印象。

米10年債も小動き。少し買われましたが、誤差ですね。

Goldもここしばらく小動き。

今週・来週の経済指標・休場
今週は米CPI、PPIともに予想を上回りました。特にPPIが1.4%と大幅に上昇したのはサプライズでした。PPIは先行指標(生産者のコスト高→商品価格上昇→消費者のコスト高です)なので、数カ月後にはCPIに反映されそうです。

来週は大きな経済指標はありません。

値動き
各指数の値動きをまとめます。
各指数
今週も多くの株式指数で上昇となりましたS&P500、NASDAQ、日経平均などでATHを更新。トランプの訪中も終わったので、来週から再びイラン情勢に注目が戻ります。

Gold
特に大きなニュースはなかったもののGoldは下げました。株も国債も売られているのでどこに流れたのか?

FX通貨ペア
米ドル円は介入してもすぐに戻すので意味がない状態。2年前は上手くいったが、今回は空回りしている。1605兆円×2回は介入したと見られているが、

各国国債利回り
インフレ懸念から各国の国債利回りが急上昇しました。トランプ悲願の利下げがまた遠のき、日銀の利上げは待ったなし。

ヒートマップ(週間騰落)
S&P500やNASDAQはATHを更新しました。来週からも継続するのか注目です。

日本株も今週は上昇しましたが下げも大きく、1週間ではちょい上げでした。

世界株は赤が目立ちます。下げた国が多そう。

クリプトはやや下げですが、この程度なら通常運転ですね。

MQL5.com新作
Aura Heiken Ashi -MT4インジ
僕は平均足は使わないんですが、良さげだったので紹介します。

Institutional StatArb and Cointegration Spread Z-Score
FX通貨ペアでStatArb(統計的裁定取引)をするのは難易度が高いですが、入口としてはいいかと思ったのでご紹介します。
AI関連
- 5/12、OpenAI、約6,000億円規模のAI導入会社(企業にAI導入をサポートする会社)を設立(R)
- 5/15、OpenAI、スマホからMac/PCで稼働しているCodexを操作可能に
健康
コーヒーの成分が大腸がん細胞の増殖を抑制~ポリフェノール「カフェ酸」の新しい分子標的RPS5を発見~
コーヒーの健康効果は色々言われますが、今回の研究はポリフェノール成分「カフェ酸」がヒト大腸がん細胞の増殖を強く抑制することが明らかになったというもの。京都府立医科大学、関西医科大学の研究グループの研究によるもの。カフェ酸が大腸がんの予後不良に関わるリボソームタンパク質RPS5に直接結合するらしい。

※論文に「これは生理的曝露の直接再現ではなく、メカニズムの概念実証」と書いてある通り、カフェ酸がかなりの濃度で検証されている(通常のコーヒーにすると2リットルくらい?)のには注意。
その他、ニュース・雑学など
レバニキ新作
毎作視聴しているレバニキを久しぶりに紹介します。
今週は以上です。良い週末を!


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