今週の気になった値動き、データ、ニュース、論文などをまとめます。
今週の外為市場
【2日】
●東京市場
衆院選で与党優勢との報道を背景に積極財政期待から円売りが先行し、ドル円は155円台半ばまで上昇。ただし米政府機関閉鎖を巡るつなぎ予算採決難航観測や貴金属相場急落によるリスク警戒でドル売り・円買いが入り、154円台後半へ押し戻され乱高下。
●ロンドン市場
東京時間の乱高下後で様子見姿勢が強まり、ドル円は154円台後半で上値重く推移。貴金属・原油安を背景にリスク警戒の円高圧力は残存。一方、欧州製造業PMI確報値の上方修正でユーロ・ポンドは対ドルで底堅い。
●NY市場
ISM製造業景況指数が52.6と拡大圏を回復し、米景気の強さが意識されドル買い優勢。ウォーシュ次期FRB議長の独立性重視姿勢も支援材料となり、ドル円は155円台後半へ反発。雇用統計延期は意識されたが、ドルの下値は堅かった。
【3日】
●東京市場
株式市場は大幅高でリスク選好となったが、為替での円売りは限定的。ドル円は155円台前半から半ばで小動き。RBAが0.25%利上げし、タカ派姿勢を示したことで豪ドルが対円・対ドルで急伸。
●ロンドン市場
ロンドン勢参入でドル買いが再燃し、ドル円は156円台をうかがう展開。欧州株高も円売りを後押しし、クロス円は総じて上昇。豪ドル円は中銀姿勢を材料に一段高。
●NY市場
中東情勢への警戒が再燃し、株安とともにドル売り・円買いが入り、ドル円は156円台から155円台へ押し戻された。FRB新体制下での将来利下げ観測もドルの上値を抑制。ユーロ・ポンドは対ドルで買い戻し。
【4日】
●東京市場
高市首相の円安メリット発言が「円安容認」と受け取られ、円売りが加速。衆院選与党優勢報道も重なり、ドル円はストップを巻き込み156円台半ばまで急騰。クロス円も全面高。
●ロンドン市場
円売り基調が継続し、ドル円は156円台後半へ上昇。衆院選圧勝観測と積極財政期待が引き続き円の重石。調整はほとんど入らず、157円台を視野に上昇基調が続いた。
●NY市場
投機筋の円ショート再燃と日本の財政不安観測を背景に円安が支配的。ドル円は157円台目前まで上昇。米指標は底堅くドルの下値を支えたが、主因は円の独歩安。
【5日】
●東京市場
ドル円は157円の大台を試し一時157.06円まで上昇。その後は高値警戒感から伸び悩み。株安でリスク回避の動きも出たが、円売り基調は維持。ECB・英中銀会合を控え主要通貨は様子見。
●ロンドン市場
英政治不安を背景にポンド売りが加速。英国債安とともにポンドは対ドル・対円で急落。ドル円は円売り圧力を受け157円台前半まで上昇するも、介入警戒感が意識され始めた。
●NY市場
米求人件数の大幅減少など労働市場減速を示すデータで一時ドル売り・円買いが進行し、ドル円は156円台半ばへ急落。その後は円安圧力が再燃し157円台を回復。英中銀のハト派的結果でポンドは弱含み。
【6日】
●東京市場
日銀委員の利上げ前向き発言と銀価格急落でリスク回避の円買いが入り、ドル円は156円台半ばまで下落。ただしその後の慎重発言で円売りが再燃し156円台後半へ反発。衆院選を控え神経質な値動き。
●ロンドン市場
円売り優勢でドル円は157円台前半へ反発。ただし前日高値更新には慎重。ユーロ円・ポンド円は底堅く推移。選挙前で積極的なポジション構築は限定的。
●NY市場
ドル円は156円台半ばで下値を支えられ、再び157円台へ回復。衆院選後に積極財政が進むとの見方から、円安継続を見込む動きが意識された。
【総括】
衆院選を巡る与党優勢報道と高市首相の円安容認と受け取られる発言を背景に、週を通じて円安が主導する相場となりました。一方、米国では景気指標の強弱が交錯しドルの方向感は不安定。英政治不安と金融政策観測がポンド急落を招くなど、政治要因が為替を大きく動かす高ボラティリティの一週間でした。
今週の重要ニュース
- 2/1、イランの最高指導者ハメネイ師は「地域戦争」の可能性を警告した。
- 2/5、英中銀、ECBともに政策金利を据え置いた。
ファンダ
CME投機筋ポジション(水曜日時点)
JPYは小動き。

米10年債はロング、ショートともに増えました。先週指摘した通り、FOMC前のポジション整理後に再度ポジ取りした感じ。

Goldはロングが3.7万枚減りました。ロングはまだ21万枚ありますが、少し軽くしたか。個人的には来週からアゲアゲだと思っているんだが。

今週・来週の経済指標・休場
今週はADPやJOLTSが弱く、ISMは強いという強弱まちまちでした。個人的には弱くなってきたなという印象。

来週水曜にNFP(米雇用統計)があります。金曜ではないので注意。CPIが金曜日にあります。

値動き
各指数
衆院選アノマリー通り日経平均は上げました。あとDOWがATHしました。構成銘柄の違いはありますが、S&P500、NASDAQがふるわない中での上げなのでちょっとビックリ。

Gold
先週の大暴落を半分ほど戻しました。多くはないですが、出来高もそこそこ伴っての上げなので、来週も上昇すると考えています。

FX通貨ペア
今週はドル高でした。気づけは日米レートチェックで159→152と下げた6円も157.2とほぼ戻しました。

各国国債利回り
今週も想定内の値動きでした。2/8に衆院選があるので、その結果次第で動くかな?高市自民党の圧勝なら財政懸念で日本国債は売られそう。

ヒートマップ(週間騰落)
米株

日本株

世界株

クリプト

MQL5.com新作
今週も良作なし。最近不作ですな。
AI関連
- 1/30、Googleが世界生成モデルGenieの提供開始
→誰でもゲームを作れる時代か!?とまさかの任天堂株が下落 - 2/1、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、同社が提案している米OpenAIへの最大1000億ドルの投資は確約ではないと述べた。
- 2/3、米アンソロピックが法務業務の自動化を目的とする新たなツールを発表
→データサービス事業銘柄の売りが膨らんだ。 - 2/6、Claude Opus 4.6 が公開
- 2/6、数時間後にOpenAIがGPT-5.3-Codex を公開
→ いやー競争激しいですな。
健康
Mobile Apps to Improve Health Parameters in Healthy Adults: Systematic Review
健康系のモバイルアプリ(歩数やVO2Maxが測れるやつ)使用者が実際に効果があったか確認したが、今のところ効果はみられんかったでってシステマティック・レビュー。世知辛い・・・
インフルエンザ患者数増加
まだまだ増加中。お気をつけください。

その他、ニュース・雑学など
Rise and Fall of Physical Capacity in a General Population: A 47-Year Longitudinal Study
人の身体能力がピークに達する年齢を半世紀の追跡データから確認した研究です。
結果、26歳~36歳でピークに達した後、当初は年0.3%~年0.6%程度で低下し、その後は年2.0%~年2.5%程度まで低下が加速したとのこと。
ただし、瞬発力についてはピークとなるタイミングが異なり、男性は27歳、女性は19歳でピークに達しその後は当初年0.2%~年0.5%程度で低下、のちに年2%以上へと低下が加速したとのこと。
オモロイ。
今週は以上です。良い週末を!

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