なぜ20項目でチェックするのか
「はじめてのFX」コースを読み終えたからといって、全部が身についているとは限りません。 知識として読んだことと、実弾を張る場面でとっさに使えることの間には差があります。 この20項目は、その差を自分で見つけるための質問です。
用語(5項目)
次の5つを、他の人に自分の言葉で説明できますか。
- pips が何を表す単位か説明できる(分からなければpips・ロット・スプレッド)
- ロットと通貨数量の関係を説明できる(同上)
- スプレッドが取引コストである理由を説明できる(同上)
- レバレッジが口座資金に対する損益の割合を拡大する仕組みを説明できる(分からなければレバレッジと証拠金)
- 維持率とロスカットの関係を説明できる(同上)
注文(4項目)
デモ口座で実際に操作して確認してください。
- 成行注文でエントリー・決済ができる(分からなければ注文方法)
- 指値と逆指値の違いを理解し、逆に置かない(同上)
- IFO(新規+利確+損切りの一括予約)を組める(同上)
- エントリーと同時に損切り注文を必ず設定できる(分からなければ損切りの決め方)
リスク(4項目)
数字を実際に電卓やツールで計算できるかを確認してください。
- 1回のトレードで口座残高の1%までしかリスクを取らない、というルールを説明できる(分からなければロット計算)
- 損切り幅とリスク許容額から、必要なロットを逆算できる(ポジションサイズ計算機で練習済み)
- 「負けを取り返すための追加入金はしない」と決めている(分からなければFXの始め方)
- 撤退ライン(いくら失ったら取引を止めるか)を決めている(同上)
環境(4項目)
口座と練習環境が整っているかの確認です。
- 使う予定のFX会社が金融庁の登録一覧にあることを確認した(分からなければFXの始め方)
- 1,000通貨単位(またはそれ以下)で取引できる会社を選んだ(同上)
- デモ口座で操作ミスがなくなるまで練習した(分からなければFXの始め方)
- チャートを見る環境(TradingView等)を用意した(分からなければTradingViewの基本設定)
心構え(3項目)
数字では測れませんが、実弾を張る前に自分に問うべき3つです。
- 入金する金額が、全部失っても生活と心が壊れない範囲である(分からなければFXの始め方)
- 毎回のトレードを記録する準備ができている(分からなければトレード日誌の始め方)
- 設定した損切りを、含み損が増えても動かさないと約束できる(分からなければ損切りの決め方)
判定:いくつ以上なら次へ
20項目のうち18項目以上に「はい」と答えられれば、少額実弾(1,000通貨)に進んでよい目安です。
- 18〜20項目:進んでよい状態です。ただし少額から。いきなり大きなロットには進まないでください。
- 14〜17項目:「いいえ」だった項目のコースに戻り、1週間ほど復習してから再チェックしてください。
- 13項目以下:まだ土台が固まっていません。30日ロードマップの該当する週をもう一度やり直すことをすすめます。
まだ入金しない方がよい状態
項目数が足りていても、次のような状態に心当たりがあるなら、入金を先延ばしにすることをすすめます。
損切りに近づくと「もう少し待てば戻るかも」と動かしたくなる。エントリーの根拠を人に説明しようとすると言葉に詰まる。 入金しようとしているお金が、生活費や返済予定のあるお金である。 このいずれかに当てはまる場合、20項目の点数に関係なく、まずそこを解消してからにしてください。
ミニテスト
最後に3問だけ確認です。不正解なら別の選択肢を選び直せます。正解すると解説が表示されます。
Q1. 20項目チェックで実弾に進んでよい目安は?
18項目以上が目安です。14〜17項目なら該当分野に戻って復習、13項目以下なら30日ロードマップをやり直すことをすすめます。
Q2. 項目数が足りていても入金を先延ばしにすべき状態として本文が挙げていないのは?
本文が挙げたのは、損切りを動かしたくなる・根拠を言語化できない・生活資金しかない、の3つです。特定の本を読んだかどうかは関係ありません。
Q3. 20項目の分野構成として正しいものは?
用語5・注文4・リスク4・環境4・心構え3の合計20項目です。知識だけでなく操作・計算・心構えまで幅広く確認します。