FXの学習マップ:何を、どの順番で、どこまでやるか

FX学習ロードマップ。基礎・チャート・指標・プライスアクション・リスク管理・記録検証・応用の7段階 FX・トレード基礎

FXの勉強で一番つまずくのは、覚えることの多さではなく順番が分からないことだと思います。ローソク足を勉強して、次に移動平均線をやって、その次に何をすればいいのか。調べるたびに新しい用語が出てきて、どこまでやれば足りるのかが見えない。

範囲を1枚の地図にしました。何を、どの順番で、どこまでやるか。あわせてやらなくていいことも書いてあります。そちらのほうが役に立つかもしれません。

 

 

 

TL;DR

  • FX裁量トレードの学習範囲は、大きく7つの層に分かれます
  • 順番は「基礎 → チャート → リスク管理 → 記録 → 応用」です。リスク管理を後回しにするとやり直しになります
  • 出来高・VWAP・オーダーフロー・オプションは、FXでは扱いません。理由は下に書きました
  • 全体で87レッスン。ただし最初の24本で実弾に進めます

 

 

 

全体の地図

左の数字が推奨する順番です。各項目はそのままレッスンにつながっています。

1. 基礎(まずここから・11本)

用語と仕組み。ここを飛ばすと、後から出てくる説明が全部ぼやけます。

2. 市場構造とチャート(6本)

値動きを分類して読む。ここが全ての手法の土台になります。

3. テクニカル指標(3本)

指標は道具です。増やすほど良くなるものではありません。この3本で、トレンド系・オシレーター系・勢い・変動幅の4つの役割を押さえられます。

4. プライスアクションと時間足(6本)

5. リスク管理(4本・後回し禁止)

ここを飛ばして手法を探すと、後で全部やり直しになります。手法のエッジが同じでも、ロットとコストの設定だけで結果が反転するからです。順番としては、チャートの直後に置くのが正解です。

6. 記録と検証(11本)

ここから上達の速度が変わります。記録がないと、何が効いたのか永久に分かりません。

7. 心理・ファンダ・応用

ここから先は順番が自由です。必要になったものから読めば足ります。

心理(5本)ポジポジ病リベンジトレード損切りできない理由仕事・睡眠とトレード時間7つの認知バイアス

ファンダメンタルズ(8本)経済指標カレンダーの見方国債利回りと日米金利差米雇用統計重要指標前後のルールほか

ICT・SMC(12本)ICTとは流動性 BSL・SSLFVGOrder BlockICT手法をバックテストするほか

検証の統計(11本)Sharpe Ratioを推定量として読み直すPSRとDSRパラメータ・ランドスケープ正の期待値でも破産するほか

コードで検証(10本)MT5の基礎Pine Scriptの最小限Pythonの最小限3つの結果を突き合わせるほか

 

 

 

やらなくていいこと

海外の学習マップを見ると、次の項目が必ず入っています。ですがFXでは扱いません。手を抜いているのではなく、対象が違うからです。

項目 FXで扱わない理由
オーダーフロー・板読み スポットFXは相対取引で、集中した板が存在しない
VWAP 出来高加重平均。土台になる真の出来高がない
出来高分析 表示されるのはティックボリューム(値動きの回数)で、実際の売買高ではない
オプション(0DTE等) そもそも別商品。FX裁量トレードの範囲外

これらは米国株や指数先物の教材から来ています。集中取引所に板と出来高があるから成立する話で、24時間・分散型のスポットFXにはそのまま持ち込めません。

「勉強しなければ」と思っていた項目が消えるのは、実は大きな前進です。範囲が確定すると、終わりが見えます。

 

 

 

どこまでやれば始められるか

87本を全部読んでから始める必要はありません。

1〜3(基礎・チャート・指標)の20本と、5(リスク管理)の4本。合わせて24本で、少額の実弾に進む条件は揃います。修了チェックの20項目で確認できます。

6(記録と検証)は、実際にトレードを始めてからのほうが理解できます。記録する対象がないと、記録の意味が分からないからです。

7(応用)は必要になってからで構いません。ICTを先に学んでも、リスク管理ができていなければ結果は変わりません。

 

 

 

順番を守る理由

リスク管理を後回しにする人が多いのですが、これが一番もったいない。

手法のエッジが同じでも、ロットとコストの設定だけで最終結果は反転します。設定が悪いまま手法を探し続けると、どの手法も同じように負けるので、原因が手法にあると誤解し続けることになります。

逆に言えば、リスク管理を先に固めておけば、手法の良し悪しが見えるようになります。順番を守る実利はここにあります。

読む順番はこちらで決めてあるので、次に何をやるかで迷う必要はありません。上から順に進めてください。

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